ヒロミが6月22日に放送された『オー！マイゴッド！私だけの神様、教えます』に出演。東京芸人の間で、“神”と言われているお笑いライブ主催団体の代表を前に、かつて出演していた『ボキャブラ天国』での秘話を明かす場面が見られた。
この番組では、街ゆく人にあなたにとって神のような存在について話を聞くこの番組。池袋でインタビューしたのはお笑いコンビ“かたすみ天国”として活動をしている25歳の男性（しゃけさん）。神様として名前があがったのは、自身が所属するお笑い事務所兼お笑いライブを主催する会社K-PROの代表・児島気奈さん。東京の若手芸人さんたちが活躍する場がなかった時代に「私がみんなを集めて（ライブに）出すよ」と先陣を切って若手芸人の活躍の場を作り出してきた存在だという。コツコツとお客さんを増やしていき、“ウエストランド”、 “三四郎”といった人気芸人をブレイク前からライブに出演させ、ブレイク後も彼らからは“今でも児島さんのライブには出たいです”と言われるほどの人で「あふれる児島さんの人望。それはあると思います」と語った。
現在も毎月K-PROライブに出演中の小峠英二に話を聞いたところ「芸人もK-PRO児島さん主催のライブはお客さんが入る（から出演できてうれしいし）お客さんも、K-PRO児島さん主催ライブだったら“おもしろいに違いない”っていうので、来てますからね」とライブの人気の秘訣（ひけつ）を明かした。また「（芸人とお客さんの）素晴らしい橋渡しをしていますよね」と称賛。
主催ライブに密着すると、スタッフとして常に奔走。ネタで音響を使う場合は直前に打ち合わせをし「芸人さんたちが満足いくまでやらせたい」と、忙しそうにしながらも笑顔を見せる。楽屋にいたお笑いコンビ・磁石の永沢たかしはそんな児島さんを「お笑いに魂を売った女」と称した。
夜8時になると、会場の片隅でひとりコンビニチキンを口にする児島さん。「できるだけ芸人さんに見つからないように。」芸人さんはお腹を空かせていることが多いと教わったこともあり、出演者たちに気を遣いながら、この日初めての食事を済ませた。 ライブが終わっても事務所でSNSチェックや連絡事項の確認が続く。周囲から見たら途切れることのない作業の連続で、休みの日がないように見えるが、児島さんいわく「人からしたら休みがないように見えるが、ライブの映像を見ているだけでも楽しんでいる時間なので」とお笑いへの愛を熱く語った。
スタジオでは「もう大好きでした！ヒロミさんは私の中では神です」と大興奮の児島さん。学生時代に『ボキャブラ天国（フジテレビ系）』で見ていた、ヒロミと若手時代のネプチューンのやりとりに心動かされたこともあり、今の仕事を始めたきっかけにもなったと告白。
『ボキャブラ』に 審査員として出演していたヒロミも当時の若手芸人たちのことを思い返し、山崎弘也の話題になると「一言もしゃべんなかったんだから」と話し、これにMCの小泉孝太郎も「昔、ザキヤマさんってキャラクター違いましたよね」と補足。
続けてヒロミが「（山崎が今とキャラクターが）一番違った！」と切り出し「ボキャブラの最終回の日にみんなでロケに行った時に、初めてロケバスの中で急にしゃべり出した」と打ち明けると、スタジオからは大きな笑いが起こった。さらにヒロミは、山崎について「今までずっと黙ってて、なんでアイツしゃべんねぇんだ、（話を）振ってやって何してもしゃべんねぇなってちょっと怒ってたのに、急にしゃべり出してもっと怒った」と話すとスタジオも大いに湧いた。
そして、児島さんが「ようやく芽が出てきたコンビ」と期待するK-PRO所属の芸人・芸歴４年目の“めしあがれ”が登場し漫才を披露。漫才の前半はマッチョの方がギャグを続け、後半、痩せている方もギャグを畳み掛け応戦するという斬新なスタイルのネタで笑いを誘った。
ネタを終え、ギャグを交えつつ「緊張しました」と言うめしあがれにヒロミが「6月にガヤ（『ウチのガヤがすみません！』）があるんだよ」と話すと、番組プロデューサーに対し「入れてあげなよ」と呼びかけ、プロデューサーもその場でOKサイン。歓喜のめしあがれにヒロミは「あのね、言っとくけどねチャンスって毎日あるんだよ。それは道歩いてたってなんだってチャンスってあるんだけど、それがチャンスかどうか気づくか気づかないかなんだよ。全員そうなの。世の中生きてる人」と激励の言葉を送った。『ウチのガヤがすみません！』出演が決まったことを自分のことのように喜ぶ児島さんは、めしあがれに対し「よかったよかった！めっちゃよかった」とグッドサインを見せた。まんたナイスミドルが顔をクシャクシャにしながら「お母さんありがとう」と児島さんに深々と頭を下げ、笑いで締めた。
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