「新型やくも」デビュー…「旧型やくも」引退 殺到する「撮り鉄」対応に貢献 地元自治会などへJRから感謝状

鳥取県日野町のJR伯備線沿線で、鉄道写真愛好家いわゆる「撮り鉄」への対応など、列車の安全運行に貢献したとして、沿線の自治会や警察、町などにJR西日本から感謝状が贈られました。

20日、JR西日本から感謝状が贈られたのは、日野町内の津地自治会や下榎自治会など、伯備線沿線でいわゆる「撮り鉄」に声掛けをするなど、列車の安全運行に貢献した9つの自治会、それに町や警察です。

381系・旧型やくもの引退や、新型やくものデビューなどで、伯備線沿線には今月にかけて大勢の撮り鉄が殺到。私有地に勝手に入るなどのトラブルも起きていましたが、地元自治会や町・警察が力を合わせて、安全運行に協力してきました。

日野町役場で行われた贈呈式では、JR西日本中国統括本部の青木駅業務部長から自治体の代表などへ感謝状と記念品が贈られました。

津地自治会 佐野秀樹 代表
「これまでの色々やってきたかいがあったのかなというふうに思っています」

美しい伯備線に出会う町の会 久城雅文 代表
「数々の先輩方、活動されてきたというのもあまりフォーカスされていませんけれども、そういうことがやはりベースになっています。地域全体でいただいたものだと思っています」

JR西日本中国統括本部 駅業務部 青木豊太 部長
「おもてなしの心と、何とか一緒にやっていこうという前向きさに、本当に私感動しました。何とか直接ありがとうの気持ちをお伝えしたいということで、この場を設定させていただいたということでございます」

JR西日本では、今後も地域住民と協力しながら、沿線の振興に貢献していきたいとしています。

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