全米女子プロ途中棄権の稲見萌寧、次週のダブルス戦欠場へ 吉田優利はミナ・ハリガエとペアに

稲見萌寧は次戦のダブルス大会欠場へ(撮影:南しずか)

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目◇22日◇サハリーCC(米ワシントン州)◇6731ヤード・パー72>

第2ラウンドの前半9ホール終了後に体調不良により途中棄権した稲見萌寧。次週のダブルス戦「ダウ選手権」に吉田優利とのペアでエントリーしていたが、それを取り消し、欠場することが明らかになった。

初日は9オーバー・142位と大きく出遅れ、2日目も苦しんだ。出だしの10番はティショットを左の木に当てて、5オン1パットのダブルボギー発進。さらに4つ落として迎えた17番パー3では池に2度入れて『7』を喫した。最終18番もボギーとして、ハーフ「47」。直後に棄権を申し出た。

今大会に向けての渡航中に、ドライバーヘッドが“盗難”されるというアクシデントもあった。スイング改造にも精力的に励むなか、不運が重なった。コースから引き上げたときには涙を浮かべ、メディカル室でケアを受けている姿も見られた。

吉田はウェイティングで今大会にエントリーしていたが、出場することはできなかった。稲見の欠場による新たなペアの相手は自ら選ぶことができず、ウェイティング1番手でエントリーしていたミナ・ハリガエ(米国)と組むことになる。

現時点では吉田のほか、笹生優花、渋野日向子、畑岡奈紗、古江彩佳、勝みなみ、西郷真央がダブルス戦にエントリーしている。

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