あす(月)にかけて西~東日本で大雨に警戒 各地で梅雨空続く 週の中ごろから西日本で再び大雨のおそれ

大雨時の注意点

 きょう(日)は梅雨前線が北上して、奄美で梅雨明けの発表があり、東北では梅雨入りとなった。雨雲が九州から東北にかけて広がっていて、日本海側を中心に雨の強まっている所があるが、今夜以降は太平洋側でも激しい雨の降る所がある見込み。あす(月)の午前中にかけては西日本や東日本の広い範囲で大雨となるおそれがある。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所もあるため、土砂災害などに警戒が必要だ。また、水曜日以降も西日本を中心に大雨となるおそれがある。

日本海側も激しい雨 太平洋側も雨強まる

土壌雨量指数と今夜9時の雨の予想

 九州から東北にかけて梅雨前線に伴う雨雲が広がっていて、日本海側を中心に激しい雨の降っている所がある。前線は次第に南に下がっていき、今夜からあす(月)の明け方にかけては西日本や東海にかけての太平洋側でも局地的に非常に激しい雨が降りそうだ。あす(月)の午前中にかけて、西日本や東日本では大雨となる所がある見込み。鹿児島県では降り始めからの雨の量が470ミリを超えている所もあり、6月としては記録的な大雨となっている。また、北陸などの日本海側もこれまでの雨で地盤の緩んでいる所がある。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

九州はあす(月)も雨強まる

24日(月)の時系列天気と気温、午後1時の九州の雨の予想

 あす(月)の朝になると東日本はいったん天気が回復して晴れ間の出る所もある見込み。ただ、西日本には再び次の雨雲が広がってきて、九州を中心に激しい雨の降る所もありそうだ。北日本も雨が降りやすい見込み。西日本を中心に水曜日以降も前線の影響で雨が降りやすく、大雨となるおそれもある。最新の情報に注意したい。

火曜日 関東は暑さ厳しく 梅雨の晴れ間や夜間の熱中症に注意を

週間予報と熱中症予防のポイント

 火曜日以降も梅雨空となるが、水曜日にかけて関東などは日の差す所もある見通し。火曜日は東京で34℃まで上がる予想で、今年一番の暑さになりそうだ。梅雨の晴れ間の暑さに注意が必要となる。
気温だけでなく湿度も高く、各地でさらに蒸し暑くなりそうだ。まだ九州などは朝晩も気温が下がりにくく、最低気温が25℃前後の所もある見込み。寝苦しい夜も増えてくるため、適切に冷房を使うなどして、寝ている間の熱中症にも注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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