長春国際光電子博覧会、プロジェクト締結額206億元 中国吉林省

長春国際光電子博覧会、プロジェクト締結額206億元 中国吉林省

18日、長春国際光電子博覧会で仮想現実(VR)ゴーグルを試着する来場者。(長春=新華社記者/顔麟蘊)

 【新華社長春6月23日】中国吉林省長春市の北東アジア国際博覧センターで20日までの3日間開かれた2024長春国際光電子博覧会は、各種光電子情報産業プロジェクトの締結額が206億元(1元=約22円)に上った。

 会場には超高精細のカメラ・ディスプレーから衛星、ドローン、スマートカーに至る「硬核科学技術(キー・アンド・コア・テクノロジー)」が展示され、光電子技術が生活各面に浸透していることを示した。

長春国際光電子博覧会、プロジェクト締結額206億元 中国吉林省

18日、長春国際光電子博覧会に展示された、2023年6月に運搬ロケット「長征2号D」に搭載され打ち上げに成功した、中国国内最多となる衛星41基のドッキング模型。(長春=新華社記者/顔麟蘊)

 長春市の衛星開発企業、長光衛星技術は高分3号機、6号機など「吉林1号」系列の人工衛星を公開。2023年6月15日に衛星41個を一つのロケットで打ち上げた際の衛星を長征2号D運搬ロケットに搭載した状態の模型も展示した。

 長春市浄月ハイテク産業開発区からも多くの企業が出展した。無線・光通信機器メーカーの長春光客科技は近距離無線光通信モジュール、水中レーザー通信端末、航空機レーザー通信端末などを自社ブースで展示したほか、長春低空経済展示エリアで低空経済の発展構想やモデルシーンを紹介した。

 博覧会は光電子情報分野の最先端技術と製品に焦点を当て、13の産業分野から675社が出展。総展示面積は約7万平方メートルに上った。(記者/胡戈、趙丹丹)

© 新華社