「マネしちゃいけない笑」男子バスケ日本代表“和製カーリー”の驚愕バックステップ3Pに渡邊雄太が愛あるイジり「富永啓生だから許される」

“和製カリー”の異名を持つシューターが度肝を抜くプレーを魅せた。

男子バスケットボール日本代表(世界ランク26位)は北海道・北海きたえーるで国際親善試合に臨み、2日連続(6月22日&23日)で格上のオーストラリア代表(同5位)と対戦した。前日は89-90と僅差のゲームを演じながらも惜敗を喫した日本は、2日目となる23日、序盤からアグレッシブなプレーで互角の戦いを見せた。

日本は開始早々、河村勇輝が積極的なドリブル突破からドライブで切り込んでシュートを決める。河村の鋭いスピードに相手がたまらずファウルを犯し、バスケットカウントを獲得する好プレーでチームに勢いをつける。

さらにこのあと、会場が大きく沸き上がるプレーが飛び出す。第1クウォーター(Q)5対5の場面、この日29歳の誕生日を迎えたジョシュ・ホーキンソンが相手のドライブをブロックすると、日本はカウンターで一気に富永啓生にボールをつなぐ。パスが乱れて富永は難しい態勢だったが、バックステップで3ポイントを射抜く素晴らしいプレーが飛び出した。
この3ポイントにテレビ中継で特別解説を務めていた日本代表の渡邊雄太も脱帽している。渡邊は「あれはマネしちゃいけない」と笑いながら富永の好プレーに反応し、「啓生だから許されるシュート」と、その高い技術を褒め称えながら「他の選手はやってほしくないですね」と重ねて答えた。

なお試合は、95対95で強豪相手に引き分けに終わった。

構成●THE DIGEST編集部

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