金沢で県道の一部が崩れ落ちる 大雨影響か 23日遅くにかけ土砂災害に警戒 石川

活発な梅雨前線の影響で、石川県内は大気の状態が不安定となっています。23日遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

梅雨前線や低気圧の影響を受け、各地で雨が降った23日の県内。22日午後7時の降り始めから23日午後4時までに降った雨の量は、白山市白峰で150ミリ、宝達志水町で125・5ミリ、かほくで121ミリなどとなっています。

記者リポート
「大雨の影響でしょうか。アスファルトの一部が崩れ落ち、警察が現在、通行規制を行っています」

斜面から勢いよく流れ出る雨水。金沢市大桑町では、県道の一部が崩れ落ち、草木や土砂が道路を塞ぎました。

近くに住む人
「ここはバスが通る道ですね。ここまでになるとはね」

一方、内灘町の西荒屋地区では、元日の地震で液状化の被害が出た住宅に雨水が流れ込むなどして、消防隊が出動しました。

宝達志水町では、午後1時35分までの1時間に49ミリの激しい雨が降り、6月の観測史上最大を記録しました。また大雨の影響で、JR七尾線は特急、普通列車の上下線あわせて28本で終日運転を取りやめました。

24日午後6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で加賀で60ミリ、能登で30ミリとなっています。気象台では加賀北部に洪水警報、加賀南部に大雨警報を発表し注意を呼び掛けています。地震の影響で地盤が緩んでいる所では、少ない雨でも土砂災害の危険が高まるおそれがあります。加賀では、今夜初めごろにかけて河川の増水や氾濫に警戒を、また加賀、能登ともに今夜遅くにかけて土砂災害に注意・警戒してください。

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