◆ソフトバンク6―6ロッテ(23日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクの佐藤直樹がヒーロー候補から一転して、反省の弁を繰り返した。
同点の7回には2死一、二塁から左中間を破る勝ち越し2点二塁打。「2打席、結果を出せず、いいところで回ってこいと思っていました。その強い気持ちで打つことができた。勝ち越しとなるタイムリーと結果を出すことができて良かったです」と喜んだ。
このまま終わればヒーロー確実だったが、9回に逆転され、その裏に追いつき、延長に突入。同点の延長12回無死一塁で打席が回ると、送りバントを決められず、追い込まれてから遊ゴロとなった。「決めなヤバいなというのはありました。申し訳ない。あそこで送っていたら上位で点が入っていたかもしれない。いいところは伸ばして、ああいう場面でバント(のサイン)出る選手なのでしっかり練習して同じミスしないように」と反省した。
さらに入れ替わる形で一塁に残ったが、ここで悪夢のけん制死。「(二盗を)いこうとしたタイミングでけん制がきた。ヒット打ったことはほぼ忘れました」と苦虫をかみつぶした。
小久保裕紀監督も「佐藤直樹があのタイミングで打ったら普通は勝つんですけどね。(延長12回に)バント失敗して、けん制死で、印象悪く終わっているんで。あいつらしいですね」と苦笑いで振り返った。