福井県の越のゆグループ、公共の温泉施設でエンタメショー開始 県内パフォーマーに活躍の場提供、初回はお笑いライブ

湯上がり客を楽しませた「ノクタイ」の2人=22日、あわら市のセントピアあわら

 福井県内のパフォーマーたちに活躍の場を提供しようと、スーパー銭湯などを運営する「越のゆグループ」(本部福井市円成寺町)は6月22日、指定管理する公共の温泉施設で「エンタメショー」を始めた。第1弾はセントピアあわら(あわら市)でのお笑いライブで、2組が湯上がり客を楽しませた。

 「北陸新幹線県内開業で盛り上がる県内でエンターテインメントの文化を応援したい」と企画した。県内でエンタメ事業を展開しているノクタイ・エンターテイメントと協力し、同グループ7施設で毎月順番に開催していく。

 初回のステージでは、ミュージシャン前田一平さん、芸人T-三河さん(三河央明さん)の2人で2022年に結成し、丹南を拠点に活動する「ノクタイ」がお客さんと掛け合いながら軽妙な漫才、歌を披露した。アマチュア落語家の紙家がんぴさん(南越前町)も出演した。

 ノクタイ・エンターテイメントの代表を務めるT―三河さんはトークセッションの中で「落語や音楽ライブ、マジックショーなども考えている」などと話し、毎回趣向を変える考えを示した。

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