惜しくもメダルの色は銀に終わった。
現地６月23日、女子バレーボール・ネーションズリーグ（VNL）の決勝がタイ・バンコクで開催され、世界ランキング６位の日本女子代表は同１位のイタリアと対戦。２セットを先取される苦境のなかで第３セットを接戦でモノにしたが、続く第４セットで力尽きた。セットカウント１-３（17-25、17-25、25-21、20-25）で敗北。それでも大会初の銀メダル獲得に笑顔がはじけた。
試合後には大会ベスト６の表彰が行なわれ、日本からは古賀紗理那が「ベストアウトサイドヒッター賞」に、小島満菜美が「ベストリベロ賞」に選出された。小島はさすがに驚いたようで、表彰台に向かう際に「え？ マジ？ わぁあ」と呟く様子がうかがえた。日本の躍進を支えた攻守の要が栄えある６人にセレクトされたのだ。なお大会MVPにはイタリアのパオラ・エゴヌが選ばれている。
発表直後からＸ上では、小島への賛辞や驚きの声が続々と寄せられた。「すげー嬉しい！」「本人が1番びっくりしてた」「表彰台での身長差がえぐくて可愛い」「世界が認めるリベロになったんや」「なんか泣きそう」「すごい歓声だったね」「イタリアのリベロ（モニカ・デジェンナーロ）より上？ やばくね？」などなど、枚挙に暇がないほどだ。
準優勝でVNLを終えた日本女子代表は12名のメンバー発表を経て、パリ五輪への準備を本格的にスタートさせる。本大会ではプールＢに入り、ブラジル（世界ランキング２位）、ポーランド（同４位）、ケニア（同20位）と１次ラウンドを戦う。女子バレーボール競技は７月28日の開幕だ。
構成●THE DIGEST編集部
