「アジア1位に返り咲いた!」日本女子バレーが決勝で敗北→中国メディアは“世界ランキング変動”に注目!「イタリアに感謝する」【ネーションズリーグ】

現地6月23日、タイのバンコクで女子バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)の決勝が開催され、世界ランキング6位の日本女子代表は同1位のイタリアと対戦した。2セットを先取されてから第3セットを制したものの、セットカウント1-3(17-25、17-25、25-21、20-25)で惜しくも敗北。それでも大会初の銀メダルを獲得し、試合後の選手たちからは笑みがこぼれた。

そんな日本の大一番を注視していたのが中国メディアだ。ポータルサイト『捜狐体育』は日本の勝敗によって変動する世界ランキングに着目。前日の準決勝で日本がブラジルを撃破し、世界ランキングで中国は日本に抜かれて7位に転落していた。もし決勝で日本が敗れればふたたびアジアトップの座を確保し、パリ五輪本番に臨めるというわけだ。

同メディアは「世界ランキングで考えれば、中国だけではなくイタリアにとっても大事な試合だった。負け方によっては2位ブラジルに立場を逆転されていたからだ。そんななか、イタリアは3-1で日本を下したのである。27得点のエゴヌが勝利の立役者だ」と伝え、「これで日本は-4.69ポイントで338.35ポイントの7位。341.89ポイントの中国が6位に上がり、アジア1位に返り咲いたのだ」と説明している。そして最後に「イタリア代表チームに感謝する」との一文を忘れなかった。
1か月に及んだ女子VNLはついに終了し、いよいよパリ五輪出場国は本大会に向けて本格的な準備をスタートさせる。女子バレーボール競技は7月28日に開幕。以下が3つのプールの顔ぶれだ(カッコ内は最新世界ランキング)。

【プールA】
フランス(開催国/19位)
アメリカ(5位)
中国(6位)
セルビア(9位)

【プールB】
ブラジル(2位)
ポーランド(4位)
日本(7位)
ケニア(20位)

【プールC】
イタリア(1位)
トルコ(3位)
オランダ(8位)
ドミニカ共和国(11位)

構成●THE DIGEST編集部

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