芸歴5年目以下の賞レースで“異色ピン芸人”が優勝 ニューヨークが絶賛「歴史が動きました!」

『UNDER5 AWARD 2024』で優勝を果たした清川雄司【写真:ENCOUNT編集部】

2000年10月25日生まれの23歳、NSC大阪43期生

芸歴5年目以下の若手芸人No.1決定戦『UNDER5 AWARD 2024』の決勝が23日、都内のルミネtheよしもとで開催され、初の決勝進出となった“異色のピン芸人”清川雄司が優勝。大会終了後の記者会見では、MCを務めたニューヨークが若き王者を称えた。

お笑いニュースターを発掘するため、昨年からスタートした本コンテスト。今年は2001組がエントリーし、吉本興業から家族チャーハン(5年目)、清川雄司(4年目)、ぐろう(5年目)、例えば炎(4年目)、伝書鳩(1年目)、マーティー(4年目)、ライムギ(5年目)、プロダクション人力舎からキャプテンバイソン(5年目)、グレープカンパニーからツンツクツン万博(4年目)が決勝でお笑いバトルを繰り広げた。

2000年10月25日生まれの23歳、NSC大阪43期生の清川は、2体の人形を操りながら腹話術で漫才をしつつ、ハーモニカの演奏をする独創的なネタでファーストステージを突破。キャプテンバイソン、ツンツクツン万博と激突した最終決戦を、ハーモニカを吹きながらのコサックダンス、ホッピングをしながらけん玉を成功させショートコントにつなぐ予測不能なピン芸で制して優勝すると、「シャオラ!」と亀田興毅を彷彿とさせる勝利の雄たけびを上げた。

優勝者会見に登場した清川は、「めちゃくちゃうれしいです。まさかピンで行けるとは思っていませんでした」と喜びを伝え、「100万円全部自分のものなんで、それが一番嬉しいです」と笑顔。賞金の使い道を聞かれると、「劇場でオセロがはやっていて、僕が一番強いので、僕に勝った人に100万円あげます」と胸を張った。

今後の目標を聞かれると、「世界の『ゴッド・タレント』とか行きたい。R-1グランプリも、もちろん優勝を目指したいです」と回答。「海外の方が日本より盛り上がるかもしれないので海外に行ってみたい。海外でもすごいだけではなく、アホらしいネタをやりたいです」と海外進出へ向けての思いを明かしていた。

大会を見守ったニューヨークの嶋佐和也は、「全員面白かったけど、まさか清川君のようなタイプのピン芸人が優勝するというのが、また面白かったです。賞レースの歴史が動きました!」と称賛していた。

決勝の審査員は石田明(NON STYLE)、岩崎う大(かもめんたる)、長田庄平(チョコレートプラネット)、佐久間一行、哲夫(笑い飯)、野田クリスタル(マジカルラブリー)、塙宣之(ナイツ)が務めた。また、昨年の優勝者である金魚番長、大会スペシャルサポーターのOWVが特別出演して大会を盛り上げた。ENCOUNT編集部

© 株式会社Creative2