「光源氏になびかなかった女性」 斎王として神宮に使えた斎院 歴史や古典学ぶ

三重県明和町にある斎宮歴史博物館で22日、歴史や古典など様々な角度から斎宮について学ぶ「斎宮学講座」が開かれました。

講座には、源氏物語など平安時代の古典文学を研究する三重大学人文学部の亀田夕佳特任准教授が登壇し、事前に応募した約120人が集まりました。

かつて、天皇の代わりとして伊勢神宮に仕えた未婚の皇族女性「斎王」の中でも、源氏物語に登場する京都の賀茂神社に仕えた「斎院」についての話がありました。

亀田准教授は「斎院は、源氏物語の中で恋多き男性として表現される光源氏に、なびかなかった女性だった」と話し、斎院が光源氏と交わした歌の内容などについて、現代的な例えを交えながら説明していました。

斎宮学講座はあと4回、斎宮歴史博物館で予定され、次回は9月28日の予定です。

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