現代のストラップ 江戸時代の伝統工芸「伊勢根付」約100点展示 三重・パラミタミュージアム

三重県菰野町にあるパラミタミュージアムの小ギャラリーでは、三重県の伝統工芸、伊勢根付(ねつけ)の作品約100点を集めた展示が行われています。

根付は、着物の帯に印籠(いんろう)や巾着などを提げるための道具で、実用性だけでなく芸術性も重視され、江戸時代後期には武士や商人の間で大流行しました。

3センチほどの小さなサイズに手彫りで巧みに施された彫刻は、先人の練り上げた伝統とともにそれぞれの作家たちの世界観を表現しています。

掌に乗る細密彫刻、根付の展示会「森羅万掌」は、7月30日まで開催されています。

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