櫻井翔 葛飾北斎の絵を手本に“一筆書き”に挑戦 美しい鶴の絵を描こうとするも、できあがりがまさかの…?

櫻井翔がMCを務めるバラエティー番組『SHOWチャンネル 大人の社会科見学SP』が、22日に放送された。来月より新紙幣が発行されることにちなみ、櫻井と羽鳥慎一、吉村祟(たかし)の3人は、長野県・小布施町に訪問。新千円札の裏側に葛飾北斎の『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が描かれているということで、晩年の北斎がたびたび絵を描きに訪れていたという小布施町にある北斎館に足を運んだ。

北斎館に入館後、早速説明を受ける3人。新紙幣にも描かれる『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』について質問されると「生きの良い時に描いているんじゃないですか」「20代、30代とか」と推測。しかし実際には北斎が72歳前後で描いた作品であると言われているそう。江戸時代の平均寿命が50歳未満程度であることがわかると、吉村は「遅咲きも遅咲きじゃないですか」と驚く。北斎は75歳頃、100歳まで絵を描き続ける気持ちがあることを感じさせる言葉を残していた。ストイックな北斎は生涯で約3万点もの作品を手掛け、西洋の画家たちにも多大な影響を与えたとされる。

そんな北斎は何度も自身の作家名と画風を変更しており“春朗”、 “宗理”、 “北斎”と変わり、そこからさらに変遷を経て“画狂老人卍(がきょうろうじんまんじ)”という風変わりな名も名乗っていたのだそう。これには櫻井も「卍出てきちゃった」と言い、吉村も「ルールがわからない」と困惑まじりに笑ってしまう。描いた絵のジャンルは多岐にわたり、役者絵や現代で言う小説の挿絵まで手掛け、中には今の漫画の画報で見られるような、効果線を使って迫力感を出したものも。まさに時代の先取りとも言える才能に羽鳥は「これ江戸時代に描いてるんですか?ぶっ飛んでますね!」と開いた口がふさがらない。

北斎の作品で世界中の注目を集めているのが『北斎漫画』。さまざまなものをスケッチした画集には、“パラパラ漫画の元祖”と言うべき絵や、龍などの架空の生き物の絵も載っており、絵の描き方を学ぶ“絵手本”としても使われていたのだそう。そこで今回は“画伯櫻井”が、実際に北斎の絵を手本にしながら絵を描いてみることに。

まずは一筆書きで描く鶴の絵に挑戦。北斎の手本はシンプルながら鶴と一目でわかる素晴らしいもの。対して櫻井の描いた作品は、鶴というより“アヒル”といった仕上がりに。気を取り直して次に取り組んだのは、またも鶴の絵。鳥の姿を丸や三角など、簡単な図形で描いていくという、現在でも絵の練習に採用されている方法に挑戦してみる。今度はより気合を入れて取り組む櫻井に羽鳥も「先生火ついちゃってる」と言い見守る。できあがった作品を見てみると、確かに図形で形をとらえることに成功しているものの、やはりアヒルになってしまい、笑いが起きた。

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