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7月3日から発行される新1万円札に埼玉県深谷市出身の渋沢栄一の肖像が使われることから、さいたま市浦和区のJR浦和駅で23日、「渋沢栄一生誕のまち深谷フェア」が開催された。発行まで10日となり、新紙幣発行を記念するセレモニー、深谷市の特産品の即売会などが行われ、新紙幣発行への機運を高めた。
セレモニーには小島進深谷市長、鳥羽三男浦和駅長、深谷市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」などが参加。小島市長はハット帽子をかぶってつえを持つ「渋沢栄一バージョン」で登場。鳥羽駅長は深谷市の出身で、「このようなイベントが開催できてうれしい。浦和と深谷を盛り上げていきたい」と意気込んでいた。
会場では、取れたての深谷市産トウモロコシ「味来(みらい)」を2千本販売。ほかにも渋沢栄一デザインの菓子類を販売し、多くの客でにぎわった。大宮区の女性会社員(26)は「(深谷市に)行きたくなった。これを機に観光する人が増えてほしい」と関心を寄せていた。