滋賀に台湾の大学No.1PGが加入…台湾大学リーグ2年連続MVP「認めてくださったことに感謝」

B1昇格を果たした滋賀レイクスは6月24日、游艾喆と2024-25シーズンの新規契約を締結したことを発表した。なお、アジア特別枠での登録となる。

台湾出身で現在22歳の游は、183センチ82キロのポイントガード。国立政治大に進学し、UBA台湾大学リーグ戦では4連覇を経験。個人としては4年連続アシスト王とスティール王を受賞し、2022年と2023年にはMVPを受賞した。またチャイニーズ・タイペイ代表としても公式戦を経験してきた。そして今回Bリーグでプロキャリアをスタートすることになった。

今回の発表に際し、游艾喆、中山太プレジデントオブバスケットボールオペレーションズ、原毅人スポーツディレクターはクラブ公式サイトを通じて以下のコメントをしている。

▼ 游艾喆
「皆さんこんにちは、游艾喆です。まず、滋賀レイクスの一員になれたことをうれしく、光栄に思っています。プロキャリアを日本で、しかもB1リーグでスタートするのは簡単なことではありません。中山太オーナーをはじめ、レイクスに関わる皆さんが私を認めてくださったことに感謝しています。このステージでプレーする機会を頂き、本当にありがとうございます。家族や国立政治大学は私をとても応援してくれており、私が滋賀でどんな活躍をするかを楽しみにしてくれています。レイクスの文化やシステムにできるだけ早く馴染み、私の価値を発揮して、レイクスの勝利に貢献したいと思います。滋賀のブースターの皆さまの応援はすごいと聞いているので楽しみにしています。滋賀ダイハツアリーナでお会いしましょう!」

▼ 中山太プレジデントオブバスケットボールオペレーションズ
「游艾喆選手は台湾の全国大会を高校で2連覇、大学で4連覇という素晴らしい実績を残した、世代No.1ポイントガードです。昨年、日本で開催されたWUBSに出場し、同世代のトップ選手と渡り合い、NCCU(国立政治大)は見事に優勝を手にしました。22歳でありながらコーチのゲームプランを遂行する力が高く、オンコートでの判断力は素晴らしいです。チームを勝たせるポイントガードという比喩がぴったりな選手だと評価しています。游艾喆には中国や台湾でプロキャリアをスタートする選択肢があり、実際に複数のチームがオファーしている状況でした。台湾まで游選手とコミュニケーションを取りに行き、レイクスが出来る最大限のピッチをしてきました。Bリーグ新人王を目指してレイクスの勝利に貢献したいと游選手が決意してくれた日のことは昨日のように覚えています。游選手がレイクスを選びともに成長する選択をしてくれたことを誇りに思いますし、Bリーグにおける台湾人プレーヤーのステータスを上げてくれる選手へと成長してくれることを期待しています。7人家族で育った游選手にとって、家族はかけがえのない存在です。家族や大切な人たちへの想いを胸に、背番号7がコートで躍動する日を皆さんお楽しみに!」

▼ 原毅人スポーツディレクター
「『B1復帰、そしてBプレミアへ』に向けて、台湾の次世代を担うポテンシャルを秘めた游艾喆選手を、新たなアジア特別枠選手として滋賀レイクスに迎え入れられることをうれしく思います。プロフィールをご覧いただければわかるように、游選手は高校・大学と国内リーグで優勝を経験し、その司令塔として数々のタイトルを獲得してきた世代No.1のポイントガードです。すでに台湾代表として公式戦を経験し、その中には2022年7月のFIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選window3の日本代表戦も含まれています。この試合で、当時大学3年生だった游選手は、この試合で22分出場、4得点3アシスト3スティールというスタッツを残しており、すでにBリーグのトップレベルを体感しています。プロとしては来季がルーキーイヤーとなりますが、同世代、そしてガードに有能なタレントが揃った来季の滋賀レイクスでプレータイムを勝ち取り、游選手が台湾、そしてBリーグ代表する選手へとステップアップしていくプロセスを一緒に見守りましょう。皆さま、游艾喆選手の活躍にぜひご期待ください!Go Lakes!Go Yu!」

【動画】滋賀レイクスの“新戦力”游艾喆のプレーハイライト映像

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