立地可能性調査が進む中間貯蔵施設 町長へ反対表明求める署名3200筆を提出 山口・周防大島町

山口県上関町で立地可能性調査が進む使用済み核燃料の中間貯蔵施設についてです。

上関町に近い周防大島町では、藤本町長に反対表明を求め、有志で活動する住民が集めたおよそ3200人分の署名が提出されました。署名を提出したのは、周防大島町に住む住民3人です。
2023年11月から活動を有志で始め、町内外で合わせて3223人分の署名が集まったということです。

そのうち、町内からは2580人分としていて、町の人口の2割ほどにあたります。

周防大島町は上関町と距離的に近く、中間貯蔵施設が建設された場合、事故が起きたときの懸念のほか、移住やUターンに与える影響などをあげて、藤本淨孝町長に反対を表明するよう求めました。

署名を提出した周防大島町に住む川口智さん
「この町の地域づくりにとっても、マイナスなことなんではないかと思っております。町長さんにはですね、よその町のこととしてじゃなくて、自分たちの地域の危機というか、そういうふうに受け止めていただいてですね」

藤本町長は、「町民の安心安全の確保が第一」とするも、現段階での、賛成か反対かを明らかにはしませんでした。

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