「ここからの時間が非常に大事、本気で練習していけるか」バレーボール男子日本代表の石川祐希主将が最大目標の金メダルへ気合

石川祐希

日本バレーボール協会は24日、パリ五輪に出場する男子日本代表12人を発表。主将の石川祐希(ペルージャ)は東京五輪に続く2大会連続の選出となる。

石川は日本協会を通じて「まず、パリ2024オリンピック出場内定選手に選ばれたことを大変うれしく思います。僕自身2度目のオリンピックで、有観客で開催されるオリンピックは初めてなので非常に楽しみです。この12人以外にも一緒に練習してきた仲間や支えてくださる方の思いを全て受け止め、結果を出す。メダルを取る。その覚悟を持ってオリンピックに臨みます」と決意を込めた。

その上で「パリオリンピックでは金メダルを取ることが最大の目標です。その目標を達成するために東京2020オリンピック後からそれぞれたくさんの経験を積んできました。今のチームの強みはその経験値と個人でも戦えるところです。残り約1カ月。もうオリンピックは目の前です。ここからの時間が非常に大事なので、常にメダルを取ることを考えて、本気でスタッフを含め選手全員で練習していけるか。残りの1カ月でどれだけ内容の濃い練習を継続してできるかが重要なので、そこを意識していきたいです。そして、金メダルを取るための準備を最大限にするだけです」と頂点を見据えた。

日本は昨年のネーションズリーグで3位に輝き、主要国際大会で46年ぶりに表彰台に登壇。同年秋に東京で開催された五輪予選では、2008年北京大会以来となる自力での切符を獲得。今年の同リーグでもポーランドで27日から30日に行われる決勝大会への進出を決めている。24日付の世界ランキングは2位、五輪で日本はC組に入る。26日(日本時間27日)に抽せんが行われ、金メダルに輝いた1972年ミュンヘン五輪以来、52年ぶりのメダルが期待される。

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