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スケートボード男子ストリートの堀米雄斗は6月23日、オリンピック予選シリーズ第2戦のブダペスト大会の決勝で、トータルスコア「283.01」ポイントをマークし、1位でフィニッシュ。日本勢5番手から大逆転でパリ切符を掴んだ。
東京五輪男子ストリートの初代チャンピオンの堀米は、五輪予選シリーズ・上海大会を終えた時点では、全体11位で日本勢では5番手と五輪出場圏外だった。
逆転での2大会連続のパリ切符を狙う今大会。堀米は決勝、8番手で演技に臨んだ。ラン1本目、目立ったミスもなく最後のランもメイクし、90.26ポイントをマーク。実況も「レッツゴーユウウウト‼」「90ー‼ WOW!」と歓喜の雄叫びが出るほどの圧巻ライドで、会場も大歓声に包まれた。ランで全体2位につけた。
続く、ベストトリックは、1本目のライドでノーリーから背中側に270度回転する得意の技で95.65ポイントの高得点をマーク。2本目は激しく転倒し、ノーポイントだった。
しかし、3本目は1本目の進化系トリック「ノーリー270ノーズブラントスライド」を完璧にメイクし、会場からは拍手喝采。驚愕の97.10ポイントをマークし、この日のベストトリックで最高得点を叩き出した。
トータルスコア283.01ポイントで首位に浮上し、実況も「クレイジー!!!」と大興奮で堀米の圧巻トリックを英語で説明していた。
ブダペスト大会を制し、2大会連続の五輪出場を決めた堀米は24日、自身のXを更新。「諦めかけていたパリオリンピック、最後のオリンピック予選で優勝してパリオリンピックの出場権獲得できました!皆さんいつもサポート応援ありがとうございます!本番はこれから…」と綴り、2大会連続の五輪出場を果たした喜びを伝えた。
さらにインスタグラムにも「1位にならないとオリンピックに出られないから、超緊張したけど、仲間と楽しい時間や良い時間をたくさん過ごした!応援してくれたみんな、本当にありがとう!」と英語で綴り、謝辞を述べた。“2大会連続の五輪出場”という大きなプレッシャーのなか、手にしたパリ切符に思いを巡らせていた。
なお、堀米の他に、14歳の小野寺吟雲、同じく2大会連続の五輪出場となった白井空良がスケートボード男子ストリートで五輪出場を決めた。
構成●THE DIGEST編集部