用水路に切断されたブタの頭部が2つ…取水口を塞ぎ田んぼ干上がる 1か月ほど前にもブタ頭部見つかる「誰が何のために…」富山県立山町

農業用水路で切断されたとみられるブタの頭部が2つ見つかりました。ブタの頭部は並んだ状態で取水口を塞ぎ、付近の田んぼが干上がる事態に…。1か月ほど前にも近くの用水路でブタの頭部が見つかって「誰が何のために?」コメ農家や近所の人は困惑しています。

記者:「発見されたのは、こちらの用水で、主流から枝分かれするこちらの取水口を2匹のブタの頭がふさいでいました」

今月21日の午前9時ごろ、富山県立山町の用水にブタの頭部があると近所の住民から役場に連絡がありました。

役場によりますと田んぼが干上がっているのを不審に思った住民が用水路をたどったところ、切断されたとみられる2匹のブタの頭部が並んで取水口を塞いでいるのが見つかったということです。

1匹の頭部は皮膚がついたままでしたが、もう1匹は、ほとんど骨の状態でした。

取水口は幅30センチほどで水深は約10センチ、ブタの頭部は役場が回収しました。

水が必要な田植え後の用水路に…なぜ?

現場は北陸自動車道のアンダーパスに近い田んぼが多く点在する場所で、先月16日にもこの現場に近い立山町利田の用水でブタの頭部が1個見つかっています。

町によりますと近くに養豚場はなく、誰かが持ち運んで遺棄した可能性があるとしています。住民たちからは戸惑いや不安の声が挙がっています。

生産者:「水はやっぱり大事なものだからね。田植え終わったばかりで、一番育とうと伸びよう伸びようとする時期だから」

近所の人:「びっくりしました。どうしてこんなところに…」

近所の人:「それを究明してほしいですね。あんまりいいことじゃないね」

連絡を受けた役場の職員が、回収後付近を捜索しましたが胴体は見つかっておらず、今のところ原因はわかっていません。

立山町役場住民課長 林弥生さん:「原因等もわからないですけど、今後も同じようなことが起きれば、警察の方に情報共有したり相談して対応していきたいなと考えております」

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