梅雨入りした途端大雨警報…翌日は真夏日 山陰地方で極端な天気 週の後半は大雨に注意(島根・鳥取)

6月22日にやっと梅雨入りした山陰地方。23日は各地で「大雨」となった一方、天気が回復したきょうは、「真夏のような」の暑さとなり極端な天気が続いています。この後も梅雨空が続き、じめじめ蒸し蒸しの毎日になりそうです。

22日に、平年より16日も遅く梅雨入りした山陰地方。観測史上3番目の遅い梅雨入りとなりましたが、入った途端、一気に梅雨前線の活動が活発なり、23日は警報が出るほどの大雨となりました。

そして24日は一転して天気が回復すると…。

村上遥アナウンサー:
午後1時過ぎの米子市です。手元の温度計は33℃を超え、じめっとした空気が肌にまとわりつくような暑さです。

各地の最高気温は、鳥取と米子で31.5℃、益田で31.7℃など、7月中旬から下旬並みの暑さとなりました。こうした極端な天気変化…松江市では被害も。

松江城山公園では…。

安部大地記者:
大きな松の木が根本から折れて、観光客の通る道をふさいでしまっています。

高さ約20メートルの松の大木が折れて、倒れているのが見つかりました。未明に強まった雨や風が倒木の原因と見られています。
木は、市民や観光客が行き交う大手門跡付近をふさぐように横倒しになっていたため、24日朝から撤去作業が行われました。

観光客:
「びっくりした」
「お客さんにあたらなくて良かった」
「ずっと残っていて欲しかった、200年3、00年とね。目の前にして、やっぱりちょっとショック」

安部大地記者:
最も太い幹の断面を見てみると、一部空洞になっていることがわかります。

幹は一部が腐り、空洞ができていて、中にはミツバチが巣を作っていました。市が10年前に調査した時は、すぐに伐採などの対応の必要はなかったということです。

松江城山公園管理事務所・元廣彰所長:
夜中の出来事だったので、お客さんがたくさん来ている時間ではなかったので…。

公園管理事務所では、けが人などがいなかったことに胸をなでおろしていました。

梅雨前線は24日午後の時点で、九州南部から四国付近に南下していますが、週の後半には再び北上する予想で、山陰地方は大雨などに注意が必要です。

© 山陰中央テレビ