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バレーボールのネーションズリーグ女子で大会初の銀メダルを獲得した日本代表が24日、羽田空港に帰国した。大会のベストアウトサイドヒッターにも選出された主将の古賀紗理那(28)=NEC=は「小さい日本がここまで来られたのが素晴らしいこと。チーム力、戦術的なところもそうですし、チームの繋がりが去年、おととしよりも強くなった。でも、課題もたくさんあったので、そこはチームで整理したい」と振り返った。
準決勝では東京五輪銀メダルの強豪・ブラジルをフルセットの死闘の末に破って決勝進出。ネーションズリーグでは初のメダル獲得を確定させた。決勝では日本は世界ランク1位・イタリアと激突。1ー3で敗れて銀メダルとなり、1977年のW杯以来、主要国際大会での47年ぶり金メダルはならなかったが、14年ワールドグランプリでの2位以来、10年ぶりのメダル獲得となった。
開幕まで1カ月となったパリ五輪へ大きな収穫を得た大会となった。石川真佑(ノバラ)は「(銀メダルは)成長してきたからだと思う。うれしく思う」と笑顔。古賀も4強の壁を「越えられた感覚」と実感を語る。21年東京五輪では1次リーグ敗退となったこともあり、「一つ高い壁を越えてチームみんな自信になった。これで満足せずに、頭を整理してチームを一つにしていきたい」と、夢舞台へ意気込んだ。