「自分を奮い立たせるため」飲酒運転で通勤繰り返した学校事務職員を停職6カ月の処分 鹿児島県教委

2024年4月から5月にかけて15回にわたり、飲酒運転で通勤したとして、県立学校の事務職員が停職6カ月の懲戒処分を受けました。

このほかにも、体罰や交通事故で教師2人が懲戒戒告処分となっています。

停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、北薩地区の県立学校の39歳の事務主事の男性です。

県教育委員会によりますと、この職員は、5月7日午前6時ごろ、北薩地区の商業施設の駐車場で、缶ビール1本を20分かけて飲んだ後、勤務する学校まで車で出勤したということです。

目撃者の通報を受け、約6時間後に学校で警察官が行ったアルコール検査では、基準値を下回っていたということですが、職員は飲酒運転を認めたということです。

また、2024年4月から5月上旬まで、同様の行為を少なくとも15回は繰り返していたということで、この職員は「仕事のストレスを解消し、自分を奮い立たせるためだった」と話しています。

このほか県教委は、生徒を指導する際、足を払いながら倒し、骨折の大けがを負わせとして、鹿児島地区の中学校の男性教師と、人身事故を起こした大隅地区の小学校の男性校長を懲戒戒告処分としました。

県教委の中島靖治教職員課長は「交通法規違反や体罰は許されない行為で誠に遺憾」とコメントしています。

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