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24日午前11時ごろ、栃木県日光市中宮祠、中宮祠小中学校の教員が「校庭でクマが横になっている」と日光署に通報した。同署によると、体長約1メートルのクマ1頭が校庭内を歩いたり、桜の木によじ登ったりしていたという。児童生徒と教職員約30人は校舎内に待機し、けがなどはなかった。
クマは正午前に同校に隣接する山林へ逃げたが、午後2時過ぎにも同校敷地内の木に登る姿が確認された。1時間ほどして再び山林へ向かった。
同校は児童生徒の安全確保のため、小学生は28日、中学生は部活動がある29日まで、保護者に登下校時は車で送迎してもらうよう対応を取った。校舎外での体育などの授業や学習活動も当面見合わせる。
一方、同日午前5時20分ごろには同校近くの第一いろは坂入り口付近の山林で体長1メートルのクマが目撃されていた。県警や市が警戒を呼びかけている。