あぶなくないです 警察官のサングラス着用 SNSで県民に理解求める 群馬県警

 警察官がサングラスを着けることがあるとして、群馬県警はひときわ日差しが厳しくなった24日、公式X(旧ツイッター)で県民に理解を求める投稿をした。近年は他県警もルールを設けて許容しているが、群馬県警には10年以上前から使用基準があった。直射日光や乱反射による運転ミス、紫外線による健康被害を防ぐためで、既に着用している職員もいるという。

 警務課によると、基準は2012年1月に示された。基本的な身だしなみを網羅した通達の中で、サングラスとカラーコンタクトの着用は所属長の承認を得ると定めた項目がある。健康上の理由や特殊な勤務場面を想定したようだ。

 組織の統一感を重んじてか、当初着ける人はほとんどいなかったとみられる。そこで地域課では、希望者が申し出やすいよう、パトカーで外を巡回することが多い地域警察官に対して組織側から改めて基準を知らせるようにした。今年も5月に事務連絡を出したほか、出会った県民が驚かないようにXにも投稿した。

 デザインは職務にふさわしく、奇抜や華美でないものに限る。当然ながら、往年の刑事ドラマの再現は認められないという。

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