“生きることの愛おしさ”を知っていく、不器用な大人のための物語 デイジー・リドリー主演・プロデュース作品『時々、私は考える』

『時々、私は考える』©2023 HTBH, LLC ALL RIGHTS RESERVED.

「スター・ウォーズ」シリーズのデイジー・リドリーが、主演・プロデュースを務めた映画『時々、私は考える』が、7月26日(金)より公開される。このたび、本ビジュアルが解禁となった。

デイジー・リドリー主演・プロデュース作品

本作は、2019年に発表され、各国の短編映画祭で数々の賞を獲得した同名短編映画の長編映画化作品。ポートランドからほど近く、名作映画『グーニーズ』の舞台としても知られるオレゴン州アストリアの閑散とした港町で繰り広げられるノスタルジックで少しだけロマンチック、そして優しい愛に溢れた人間讃歌の物語だ。

主演を務めるのは、「スター・ウォーズ」シリーズや『オリエント急行殺人事件』で知られるデイジー・リドリー。人付き合いが苦手な主人公・フランが、恋や仕事仲間との交流をきっかけに少しずつ変化していく様子を繊細な演技で表現しており、昨年の「サンダンス映画祭」にてプレミア上映された際には、「デイジー・リドリーの新たな一面が発見された」と彼女の高い演技力が再評価され話題となった。さらに、本作でデイジーはプロデューサーとしても名を連ね、一から制作にも携わるという新しい挑戦も果たしている。監督を務めるのは、2023年インディワイヤー誌が発表した【注目の女性監督28人】に選出された注目株、レイチェル・ランバート。これまで3本の長編映画を手がけてきた彼女だが、本作が日本で公開を迎える初めての作品となる。

空想の先にあるのは、“生きること”への希望

幻想的な“死”の空想にふけることを楽しみとする、冴えないOL・フランの役をデイジー・リドリーが演じる本作。本ビジュアルには、鬱蒼とした森の中で横たわるフランの姿が描かれている。そして中心に位置する凛とした姿のフランの周囲には生命力を感じさせる植物のイラストが施される。

本作のメガホンをとったレイチェル・ランバート監督は、風変わりなフランの趣味に関して「人は、死ぬことを考えるとき、本当は“生きること”を気にかけているのだと思います。正しく、有意義に、安全に生きることを憂うあまり、頭の中がいっぱいになって、その空想に住み着いてしまうことがあります。まさにフランがそうですが、きっと誰しもが同じなのではないでしょうか」とメッセージを残している。

生きることに向き合い、その反動として、空想を繰り広げているフラン。新たな出会いをとおして彼女が変わっていく過程を本編で見届けてほしい。

『時々、私は考える』は7月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー

© ディスカバリー・ジャパン株式会社