超貴重なシーンを見ましたか? 小祝さくらが“初めてのガッツポーズ”にご満悦「意外といい感じでした」

超レアです。小祝さくらの控えめガッツポーズ(撮影:上山敬太)

<アース・モンダミンカップ 最終日◇24日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6688ヤード・パー72>

最終18番で2メートルのバーディパットを沈めて今季2勝目を挙げた小祝さくらは、ボールを握った右手を軽く上げると、すぐに笑顔で小畑貴宏キャディとハイタッチを交わした。日曜日の小祝の優勝シーンだが、実はここに“秘話”があった。

これまでの小祝の優勝決定後のリアクションといえば、普段と変わらず帽子のツバをちょこっと触るのみ…というのが定番。ラウンド後、小畑キャディがバーディパット直前に小祝と交わした会話の内容を明かす。「『盛り上げるためにガッツポーズをしようよ』って言ったんです」。そう、軽く上げた右手こそ、小祝なりのガッツポーズだったのだ。

これが小祝にとって、初めて試合で繰り出したガッツポーズだった。ちょっぴり控えめにも見えたが、ラウンド後にその“出来”について本人に聞いてみると「意外といい感じでした」という答えが返ってくる。そしてその時の表情は“ご満悦”といっていい笑顔だった。

小畑キャディからリクエストを受けた時は「どうしようか」と迷ったともいうが、精いっぱい喜びを表現。予備日が使用されたことで、この日のギャラリー数はツアー史上最少の362人だったこともあり、それを会場で生で見たとなれば、とても“貴重な光景”だったといえる。

『次はもっと高く手を上げて欲しい』とリクエストされると、「次勝てたらそうしたいと思います」という“約束”も飛び出した。通算12勝目を挙げたグリーン上では、もっとド派手なガッツポーズが期待できる…かも?(文・間宮輝憲)

© 株式会社ALBA