パドレス・タティスJr.が右足のストレス反応で故障者リスト入り

ナ・リーグ西地区2位のパドレスはオールスター・ブレイクまでのあいだ、スター外野手のフェルナンド・タティスJr.を欠く可能性が出てきた。日本時間6月25日、パドレスは過去2試合でスタメンを外れていたタティスJr.を故障者リストに登録したことを発表。タティスJr.は今季の大部分を右大腿四頭筋あたりの張りを感じながらプレーしていたことを明らかにしたが、検査により右大腿骨のストレス反応が判明した。パドレスはタティスJr.をこのままプレーさせ続けるのは好ましくないと判断し、故障者リストに登録することを決めたようだ。

現在25歳のタティスJr.は今季ここまで80試合に出場して打率.279、14本塁打、36打点、8盗塁、OPS.822を記録。特に6月に入ってからは20試合で打率.365、5本塁打、OPS1.062と大きく調子を上げていた。コンディションが万全でないなかで残した数字であることを考えると、驚異的な活躍と言えるだろう。ただし、右足のコンディション不良は守備面で悪影響を及ぼしており、右翼手としての守備防御点は昨季の29から今季は-3と大きく悪化。昨季は外野本格転向1年目でプラチナグラブ賞に輝いたが、今季は精彩を欠くプレーも目立っていた。

タティスJr.の離脱に伴い、パドレスは外野手のブライス・ジョンソンをメジャーに昇格させ、日本時間6月25日のナショナルズ戦では「9番・右翼」でスタメン起用している。ベテラン外野手のデービッド・ペラルタが最も多くの出場機会を得る見込みだが、マイク・シルト監督によると、ジョンソンやタイラー・ウェイドが右翼手としてスタメン出場するケースも出てくるようだ。シルト監督はタティスJr.の復帰予定時期について、明言を避けている。

なお、パドレスは故障者リスト入りしていたダルビッシュ有が日本時間6月26日のナショナルズ戦に先発する予定だったが、戦列復帰は延期されることになった。シルト監督によると、ダルビッシュは「右ひじに少し炎症がある」という。まだ検査中だが、シルト監督は「深刻なものと考えているかと言われると、答えはノーだ」と話しており、右ひじの故障が原因で長期離脱することはなさそうだ。あす26日の試合には、ダルビッシュと入れ替わりでローテを外れる予定だったアダム・メイザーが先発する予定となっている。

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