千葉銀行、年末に日本橋のギャラリー閉廊 「一定の役目果たしてきた」

千葉ゆかりの作家の展覧会を開いてきた「ちばぎんひまわりギャラリー」の展示室

 千葉銀行は、東京・日本橋室町にある入場無料の美術展示スペース「ちばぎんひまわりギャラリー」を、今年12月29日をもって閉廊する。理由は明らかにしていない。

 同ギャラリーは2014年3月、室町ちばぎん三井ビルディングの商業施設「コレド室町3」4階に開設された。10年間の来場者数は今年3月末現在で、のべ11万5千人に上る。

 前身の「ちばぎんアートギャラリー」は千葉ゆかりの美術家らの作品発表の場として約20年間営業。ビルの建て替えに伴い、10年にいったん閉館し、ちばぎんひまわりギャラリーとして再出発した。

 同ギャラリーも地域の文化・芸術活動の発展のため、有名作家による企画展、千葉にゆかりのある作家の公募展を開催。同行は「地域における文化・芸術活動の発展に一定の役目を果たしてきた」としている。

 今年は11月下旬まで油彩画や水墨画、書などの公募展を順次開催。11月下旬から12月29日の閉廊まで企画展の開催を予定する。同ビルには同行の東京営業部が入居している。

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