小山市は24日、下生井の渡良瀬遊水地で今春生まれた国の特別天然記念物コウノトリのひな3羽のうち、まだ巣立ちが確認されていなかった雄「輝来(きら)」が巣から飛び立ったと発表した。
市によると、22日午後4時15分ごろ、輝来がほかの2羽とともに羽を広げて巣から離れるのを市民らが確認したという。今年誕生した3羽のうち雌の「希羽(のわ)」は20日、雄の「つなぐ」は21日に巣立ちが確認されている。
3羽とも現在は周辺を飛び回ったり巣で親鳥と過ごしたりしているが、次第に離れて行動するようになるという。輝来は青色、希羽は赤色、つなぐは黄色のカラーリングがいずれも右足下部に装着されている。