千鳥・大悟 志村けんさんとの思い出語る「師匠、ちょっと照れながら…」 「志村魂」一度も見られず「見に行けばよかった」と悔いも

 千鳥・大悟

 お笑いコンビ・千鳥の大悟が24日深夜放送の日本テレビ系「大悟の芸人領収書」に出演。親交が深かった志村けんさんとの思い出をしみじみと語った。

 この日、志村さんに憧れて芸人になったというお笑いコンビ、ハマノとヘンミ・へんみ亮介が、2019年に志村さんが座長を務めていた舞台「志村魂」を見に行ったというエピソードを披露。2日続けて手土産を持って観劇し、2日目に念願かなって志村さんに楽屋で挨拶できたことを明かした。

 へんみが「およそ3分ほど話をさせてもらったんですけど。『志村さんに小さい頃から憧れて芸人になりました』っていうのを直接お伝えすることができて。志村さんは『太田プロに入ったなら俺を好きになる前に、(事務所の大先輩の)ダチョウ俱楽部を好きにならなきゃいけないよ』って」と志村さんとのやり取りを話すと、大悟は「いいこと言うね」と思わずしんみり。

 続けて「ワシ1回も行ったことないねん、結局。毎年やってるから『いつか行けるやろ』って思ってたから。これが最後やな、確かな。だから、これのネタ考えてる頃、一緒に飲んでたからな。見に行けばよかったと思う」と寂しそうに話した。「志村魂」は志村さんが毎年開催してきた舞台だったが、志村さんが2020年3月に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったため、この年の舞台が最後となっていた。

 へんみが「ネット記事に出てたんですけど、志村さんと大悟さんがクリスマスを一緒に過ごすっていう記事が出てたんですよ。麻布十番中を(志村さんの愛車の)ロールスロイスを探してずっと大捜索を…」と話すと、大悟は「あのロールスロイスは店に止まったあとに、弟子がずーと(走り)回ってるの。意外と止まってない」と種明かしした。

 続けて大悟は「その日だけ、師匠ちょっと照れながら『大悟、今日クリスマスだから』って言って、ワイン持ってきた」とその時の思い出を話した。「『大悟魂』っていうのもやったからな、これマネして。マネしてやってるのを志村さんに言ってなかったけど。『ライブ見に行くよ』って言われたから、『絶対来ないでください』って断ってた」と振り返っていた。

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