Tiffen、磁力を利用したフィルター設計「Magnetic Control System」発表。レンズ前面に素早く安全な取り付けを実現

Tiffenは、磁力を利用したフィルター設計「Magnetic Control System(以下:MCS)」を発表した。MCSはTiffen純正フィルターをレンズ前面に素早く確実に装着するための、磁力を利用したシステム。

MCSは、安全で確実なロックを維持しながら、フィルターの取り付けと取り外しの手間を省くために開発されたという。MCSにより、取り付けと取り外しが高速化。また、強力な磁力により、厳しい撮影状況でもフィルターは所定の位置に固定され続ける。その後、必要に応じて、ネイティブレンズを変更することなく光学部品から取り外しが可能。MCSアダプターは、ローレットエッジをつかんでゆっくりと回転させることにより、無期限に取り付けたままにすることも、瞬時に取り外しもできる。

MCSアダプターは、レンズの前面のネジに簡単に設置できる。レンズに取り付けると、ND、Polas、Color、Effects、およびBlack Fog、Night Fog、Black Pro-Mist、Antique Black Pearlescent、Antique Pearlescent、Antique Satin、Smoque、Glimmerglassなど、幅広い拡散フィルターを含むMCS精密ガラスフィルターが即座に装着される。各フィルターには、前面と背面の磁気保護キャップと、フィルターサイズの磁気アダプターが付属。

すべてのMCSフィルターは、マットブラック仕上げで、特徴的な青いリング、便利な隆起エッジにより、簡単に識別可能。各MCSフィルターには対応するレンズキャップが付属し、フィルター前面にすぐに取り付けられ、またMCS磁気ロックを介してレンズに直接取り付けもできる。

MCSフィルターは58mm、77mm、82mmがあり、他のサイズに対応するステップアップMCSマグネティックアダプターも用意されている。

エミー賞やアカデミー賞を受賞したTiffenの他のフィルター同様、MCSフィルターも光学グレードのガラスを使用し、米国で製造されている。長寿命と画像の鮮明さを実現するため、Tiffen独自のカラーコア・テクノロジー製法で製造されており、同製法では、フィルター基材を2枚の平行な光学ガラスで挟み込み、1/10,000インチの平面度まで研磨するという。

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