贈収賄などをめぐる事件で逮捕された前町長の辞職に伴う、福島県石川町の町長選挙が25日に告示され、新人2人の一騎打ちの選挙戦に入りました。
石川町長選挙に立候補したのは、届け出順に新人で前副町長の首藤剛太郎（しゅどう・ごうたろう）さん（59）と、同じく新人で会社経営の高橋翔（たかはし・しょう※高ははしごだか）さん（36）の2人です。
石川町では、官製談合や贈収賄をめぐり、前町長の塩田金次郎容疑者が逮捕され辞職、町民の信頼が大きく揺らいでいます。
こうしたなか、首藤さんは、汚職事件の再発防止と町民の信頼回復に向けた新たな入札制度構築などを訴えています。
一方、高橋さんは、若い世代を支援する政策の実施や、現在建設が行われている道の駅事業の白紙撤回などを訴えています。
首藤剛太郎さん「混乱した状態を一刻も早く正常化し、町民からの町政への信頼を回復するために私自身が仕事をさせていただけないか、その機会を与えていただけないか」
高橋翔さん「シンプルに脱談合、脱贈収賄。政治不信が起きている事実を町民がどう受け止めるか、我々としてはまず不正を全て正したいというのは若い人みなさんの思い」
石川町の今後のかじ取り役を決める町長選挙は、6月30日に投票と開票が行われます。
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