新百合ヶ丘エルミロード 区におもちゃ・絵本寄贈 不用品査定額を原資に 川崎市多摩区・川崎市麻生区

山本区長(前列左から2人目)、田中支配人(同3人目)

麻生区の商業施設・新百合ヶ丘エルミロード(田中秀一支配人)が5月30日、麻生区役所におもちゃや絵本など21点を寄贈した。

同施設を運営する(株)小田急SCディベロップメントが取り組む地域共生プロジェクトの一環として実施されている。

2回目となる今回は、同施設で地域住民から回収した衣類や本などの不用品2385点をリユース業を行うパートナー企業3社が査定。その査定額8万2515円を寄贈原資として、区役所と相談して選んだ子ども向けの遊具、絵本などを贈った。同社の担当者は「今年は企画の初期段階からその地域に住む方と一丸となって動き出せた。リユース、リサイクルをより一層意識してもらえる機会になれば」と企画の意図を語る。

寄贈品を受け取った山本奈保美麻生区長は「保育所の相談などに来た親子が待ち時間を快適に過ごせるよう有意義に使っていきたい。子育て支援のできる魅力あるまちになるよう、これからも協力していただけたら」と謝辞を述べた。田中支配人は「近隣大学や農家の方など、ほかのステークホルダーとも協力しながら地域に携わっていきたい」と展望を語った。

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