「最適な基準でテストしていたが、法令の定めた手段から逸脱していた」認証不正問題の中でマツダが株主総会 毛籠社長が陳謝

自動車メーカー・マツダが25日、定時株主総会を開きました。認証不正問題を巡り毛籠社長が株主に謝罪しました。

府中町の本社で開かれた株主総会には、株主およそ240人が出席しました。毛籠勝弘社長は、認証不正問題について「再発防止にむけて万全をつくし信頼回復に努めてまいります」と謝罪しました。

株主からは「認証手続きについてチェック体制はどうなっていたのか?」という質問がでました。これに対して毛籠社長は「お客さまに対して一番最適な基準でテストしていたが、法令の定めた手段から逸脱していた。法令に対して誠実ではなかった」と述べました

総会に出席した株主
「社長が冒頭から説明されて株主も割と納得されて、応援する形で進んでいったと思う」
「みなさん、不正の問題は理解されているのかな。あんまり厳しい言葉もなかったので…」
「以前、他社の不正があったときに、マツダは(社内調査で)ひとつひとつ調べていた。起こったことに他人事と捉えずに、自分のこととして捉えている姿勢がみられて良かった」
「起きたことは仕方がないですが、速やかに終わらせて、元に復元してもらいたい」

認証不正問題をめぐっては、現在も「ロードスターRF」など2車種が、国内向けの生産を停止しています。

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