「車に乗ったら一番先にシートベルトします!」6月25日は“無事故”の日 高齢者が体験通して交通安全学ぶ

6月25日は語呂合わせで“無事故(むじこ)”の日です。高齢者らを対象に交通安全の講習会が高知県宿毛市で開かれました。

『高齢者交通安全フェスタ』は宿毛自動車学校と宿毛警察署が開き、60歳から89歳までの40人が参加しました。まず、警察の高齢者アドバイザーが道路を横断中の高齢者が車にはねられ死亡する交通事故が多い現状を説明。また、駐車場に車を止める際にはバックで駐車するようにと呼びかけました。

屋外には様々な体験ブースが。このうち、車を運転中に急ブレーキを踏む体験をした参加者は。

「やっぱり、難しい。ふだん(急ブレーキを)踏むことがないぶん、経験しちょったらえいと思います」

また、時速5キロで衝突する装置に乗り込んだ参加者は衝撃の強さとシートベルトの役割を実感した様子でした。

「ズキンときたね。(ベルトをしないと)前にいっちょうかもしれんね」

「時速5キロでも、腰と首にズーンとくるけんね。やっぱり(ベルトを)やらないけませんね、命やけん」

「お腹に響いたー!車に乗ったら一番先にシートベルトします。絶対忘れん!自分の体を守るために」

県警によりますと県内では2024年交通事故で12人が死亡。うち10人が高齢者です。参加者は体験を通して交通安全の大切さを学んでいました。

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