無敗のルーキー左腕が救世主となるか 西武・武内夏暉が26日の日本ハム戦で約1カ月ぶりの復帰先発「恐れず、攻めのピッチングを」

外野でキャッチボールする西武・武内(撮影・冨永豊)

西武のドラフト1位ルーキー、武内夏暉投手(22)が26日の日本ハム戦(県立大宮)で約1カ月ぶりに復帰先発する。今月4日に新型コロナ感染で出場選手登録を外れた左腕は「体調はバッチリです。不安は多少ありますが、自信を持ってしっかり試合に入っていきたい」と無傷の5勝目を狙う。

武内は今季7試合に登板して4勝、防御率1・27。5月30日の中日戦で6回途中無失点の好投で4連勝を飾った直後にコロナ感染が判明。「熱は38度以上出て喉も痛かった。でも1週間ほどで治りました」。短距離の走り込みを繰り返して体力の回復を図り、ファームでの調整登板では「久しぶりに投げて、以前の自分とは違う感覚の球もありました」と話した。

チームは最下位を低迷中。「勝つためにリズムを持ってこられるようなピッチングをしたい」。初対戦となる日本ハム打線にも「これまでと同じように、恐れず攻めのピッチングをしたい」と意気込んだ。(安田栄治)

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