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梅雨のシーズンを迎えている山陰地方。25日もすっきりとしない空が広がりました。日差しはなく、気温も30℃を下回りましたが、ここ数日のように天気がぐずついていても油断できないのが「熱中症」です。特に今シーズンは、大雨と厳しい暑さが交互にやってくるような天気傾向にあり、医師などが注意を促しています。
どんよりとした梅雨空が広がった25日の山陰地方。最高気温は30℃に届かなかったものの、日中の湿度は70%台から80%台に…。ムシムシ、ジメジメの天気となりました。
天気が一時回復した24日も…。
村上遥アナウンサー:
手元の温度計は33℃を超え、じめっとした空気が肌にまとわりつくような暑さです。
晴れると気温が上がり、米子市では日中の湿度も高く、多くの人が不快に思う暑さとなりました。こうした傾向が続くと予想される中で注意したいのが…。
うえだ内科ファミリークリニック・上田直樹先生:
『梅雨型熱中症』に注意が必要です。
松江市内のクリニックで、熱中症患者の対応にもあたる上田医師。注意を促すのは「梅雨型熱中症」です。
うえだ内科ファミリークリニック・上田直樹先生:
暑さに慣れていないこの時期に、湿度が徐々に梅雨の影響で上がってきて、熱中症つまり脱水症状や体温が上がるなどの症状を起こしてしまう。
湿度が高い状態だと汗が蒸発せず、熱が体内にこもりやすくなるため、真夏のような晴れて気温が上昇しない気象条件でも熱中症になるリスクが高くなると言います。
加えて、晴れていれば水分補給など熱中症予防への意識が高まりますが、曇りや雨の場合、その意識が薄れがちになるのが、「梅雨型熱中症」を引き起こす要因になると言えます。
うえだ内科ファミリークリニック・上田直樹先生:
水分をしっかりとること、水だけじゃなくて塩分などを含んだスポーツドリンクを飲まれると良い。またエアコンも気温を下げるだけでなく、湿度を下げるようなドライ・除湿運転などを上手に使うこと。
26日から梅雨前線が北上し、山陰地方は曇りや雨の天気に。天気がぐずつく割に気温は上がり、蒸し暑さが続く見込みです。そして土曜日・29日からは、最高気温が30℃を超えて蒸し暑さに拍車がかかり、梅雨と真夏が一緒にやってくるような天気が予想され、より一層、熱中症への警戒が必要です。