児童が名付け親に…雲南市でふ化した“コウノトリ”の愛称決定!再び生まれた地に戻ってほしい(島根)

雲南市で2024年春にふ化した国の特別天然記念物・コウノトリの愛称が、見守り活動を続ける小学校の児童や市民の提案から選ばれました。

雲南市では、2017年から毎年、国の特別天然記念物・コウノトリが巣作りをしていて、誕生したヒナに愛称をつけています。
2024年は過去最多の6羽が誕生し、このうち3羽が生まれた巣がある西小学校で愛称の発表会が開かれました。

発表会では、児童の代表が巣の見守り活動やコウノトリについての学習など、日ごろの取り組みについて紹介した後、石飛市長が愛称を発表しました。

雲南市・石飛市長:
愛称は、「かなえ」、「希来」、「幸雲」に決まりました。

3羽のヒナのうち、2羽は児童が提案した「希来」と「幸雲」、もう1羽は市民から寄せられた64件の候補から選ばれた「かなえ」に決まりました。

「希来」を考案した児童:
飛んでいる時に、いろいろな人に希望を与えてほしい。将来またこの学校にまた戻ってきてほしいです。

雲南市・石飛市長:
コウノトリが住めるような自然と共生する、そうした社会をこの雲南市として作っていきたい。

また雲南市内では、別の施設にも新たに巣が作られていて、ここで誕生した3羽は、「おおぎ」、「のの」、「ひまわり」と名付けられました。

西小学校で生まれたヒナはすでに巣立っていますが、大東交流センターの3羽の巣立ちは7月上旬になる見込みで、雲南市は遠くから静かにコウノトリを見守ってほしいと呼びかけています。

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