元イタリア代表FWベロッティ、セリエA昇格組のコモへ完全移籍決定

元イタリア代表FWアンドレア・ベロッティが、ローマからコモへ移籍することが決定した。25日、両クラブが発表している。

現在30歳のベロッティは、2015年にパレルモからトリノへ移籍すると、トリノでの在籍7シーズンで公式戦251試合に出場し、113ゴール28アシストを記録するなど、セリエA屈指のストライカーへ成長を遂げた。また、イタリア代表では2016年9月1日の親善試合フランス代表戦でデビューし、通算44試合出場で12得点を記録。EURO2020にも選出され、イタリア代表の53年ぶりとなる優勝に貢献した。

しかし、トリノとの契約最終年となった2021-22シーズンは、ケガの影響もあり、セリエAで22試合出場8ゴールという成績に終わると、シーズン終了後にフリートランスファーでローマへ移籍。加入1年目はセリエAで31試合に出場するも無得点に終わり、2年目の今季前半戦は十分な出場時間を得られず、冬の移籍市場でフィオレンティーナへローン移籍。同クラブでは15試合出場で3ゴール1アシストという成績だった。

期限付き期間の満了に伴い、保有元のローマに戻ることになったベロッティ。今夏の去就が注目されていたが、25日にコモが同選手を完全移籍で獲得することを発表した。

コモは元スペイン代表MFセスク・ファブレガス氏がアシスタントコーチを務め、ティエリ・アンリ氏が少数株主を務めるクラブ。今季はセリエBで2位に入り、2002-03シーズン以来のセリエA昇格を決めた。

【ハイライト】今季最後の試合でベロッティが2得点!

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