カズ 斉藤社長と朴監督は「かばん持ちの1代目と5代目です(笑)」「同じ舞台で戦えるとは考えていなかった」【一問一答】

 入団会見でユニホームを手にする(左から)アトレチコ鈴鹿・斉藤社長、三浦、朴監督

 日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿は25日、サッカー元日本代表FWの三浦知良(57)が、保有権を持つJ2横浜FCから期限付き移籍での加入を発表した。背番号は「11」に決まり、契約期間は7月1日から2025年1月31日まで。東京・国立競技場で加入発表会見に臨んだカズは「辞める選択はなかった」と現役への熱い思いを語り、1年半ぶりの復帰となるJFLの舞台で、チームの勝利のためにゴールを挙げる意欲を示した。

 以下、三浦知良との一問一答。

 -2027年には還暦。その時に自分が何をしているかのイメージは。

 「ちょっと答えられないですね、今は。今年精いっぱいやるだけなんで。やれることならずっとやりたいが、実際にできるかは分からない」

 -チーム名も変わった鈴鹿の印象に変化は。

 「クラブの名前が変わるのは非常に大きなこと。個人的にはアトレチコはラテンの言葉なので非常に愛着がある。ユニホームも僕がいた2022年よりは全然いいなと思います(笑)」

 -三重県の人たちへ。

 「鈴鹿には1年住んでいたが、非常に良い交流ができて、良い関係ができた。学校訪問も、またできれば続けていきたいと思っている」

 -子どもたちとの交流を大事にする理由は。

 「やはり子どもたちが未来を作っていくと思う。アトレチコ鈴鹿がみなさんの生活の中に入っていくには、子どもたちが認識してくれないとチームが育っていかない。スポーツを通じて夢を追いかけることの大切さを伝えていきたい」

 -斉藤社長と朴監督は三浦選手を「憧れの人」と言っていたが、三浦選手にとって2人の存在は。

 「かばん持ちの1代目と5代目です(笑)。冗談ですよ(笑)。斉藤オーナーとは一緒にプレーもした。その後も僕のことを応援してくれたし、朴監督も常に励ましてくれて、僕を盛り上げてくれた。まさかオーナーと監督と選手という立場で同じ舞台で戦えるというのは考えていなかった。今から楽しみです」

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