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夏や秋の祭りシーズンに向け下野市花の木1丁目の神仏具店「宝珠堂」で神輿(みこし)の修理作業が繁忙期を迎えている。
同店では、3代目神輿師で、県伝統工芸士の小川亨(おがわりょう)さん(62)が神輿や曳(ひ)き太鼓山車(だし)などの製造、修理を手がける。
修理は県内外から年間25件ほど受注。祭りが本格化する前の3月から9月まで繁忙期が続く。今月からは東京都新宿区の町内会から依頼された子ども神輿を修理。図面がない中、500を超える部品に分解し骨組みの新調や屋根の漆の塗り替えなどを行っている。
25日は専用工具で飾り金具に目印の番号を打刻したり形を整えたりした。小川さんは「担ぎ手が減っているが、神輿が大切にされ、文化が受け継がれるよう思いを込めて直している」と話した。