19年ダービー馬のロジャーバローズ死す 8歳、コンビの浜中「あまりにも急だったので驚きました」 引退後は種牡馬に

 ダービーを制したロジャーバローズ=19年5月26日

 JRAは25日、19年ダービー馬のロジャーバローズが同日に死んだと発表した。8歳だった。

 栗東・中竹厩舎から18年8月の新潟でデビュー。4戦目から栗東・角居勝彦厩舎(21年解散)所属となり、5戦2勝で臨んだダービーは単勝93.1倍の12番人気と低評価だったが、浜中を背に2番手から抜け出して波乱を演出した。しかし、右前浅屈腱炎のため、このレースを最後に引退。その後は北海道新ひだか町のアロースタッドおよび、北海道浦河町のイーストスタッドで種牡馬として供用されていた。

 コンビでダービーを制した浜中は「あまりにも急だったので驚きましたし、ショックを受けています。ダービー制覇という、とても大きな夢をかなえてくれた馬。これからもずっと強く印象に残り続けていくと思います。とても残念ですが、残された産駒の中から多くの活躍馬が出てほしいです」とコメントした。

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