柴犬あるある、久しぶりに会った家族には大歓迎。けれど歓迎も3日はもたないとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.263

今週の「柴犬のここが好き」

久しぶりに帰ってきた家族への歓迎は、段々トーンダウンしがちなこと。

3日もいると何も反応しなくなったりして。
「もう、いつメンですよ。」

初めは久しぶりの再会がとっても嬉しくって
「おかえりなさーい」「どこにいってたんですか?」「何してたんですか??」

いっぱい聞きたいこともあって、周りでウキウキしてくれたり。
それが、2日、3日、一向に帰らないところを見ると態度も変わるわけです。

今日もいる。
あれ?まだいる。
そうか、もうずっといるのか。

お客様扱いは3日までと決めていたりして?
でも帰ってしまうとそれはそれで寂しくって、クンクン泣いたりするんですよね。

いつも一緒にいる家族。
少し離れて過ごす家族。
たまにしか会えなくてもちゃんとわかっていて、あのあたたかさで包んでくれる。
待っていてくれる温もりと笑顔に今日も感謝です。

今週のおまけ

こよみさんを迎えてしばらく、私はこよみさんと離れて暮らしていました。
月金の仕事を頑張って、週末にはこよみさんに会いに行く。
実家の近くをこよみさんとお散歩するのが私の幸せな週末。

しかしまあ、こよみさんにとってじゃいつものご近所散歩なわけで、別に特別でもなんでもないのです。
この顔です。

つくしを見つけて嬉しくて、
「こよちゃん見て!つくしさん生えてる!わあ、すごいねえ。春やねえ。」
夢中でつくしとこよみさんの足を撮影していたら・・・
こんな顔してたなんて。

ふと顔を上げて、むちゃくちゃニコニコの笑顔でこよみさんを見たら、この顔だったのです。
ごめんね。余計なものに気を取られてこよみさんの散歩を中断してしまったね。
こよみさんはつくしもしょっちゅう見てるから珍しくないもんね。

そのうち「早くしてよ」って貧乏ゆすりをはじめそうな雰囲気でした。
気を取り直して散歩再開。
つくしをはじめ、その季節のお花が咲いている畦道は普段目にしない景色で、懐かしさもあり私はとても癒されたのです。

こよみさんをこちらに呼んで実家から引っ越しをしたので、
もうこの景色を散歩することはないですがたまに車を走らせて懐かしい道を歩きに行きたくなります。
思い出の場所はいつまでも残っていてほしいな。

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

ここ柴のインスタグラム

柴犬のここが好き #ここ柴部

© 株式会社ベネッセコーポレーション