「令和」の由来となった歌が詠まれた場所とされる坂本八幡宮。この土地が紡いだ太宰府の新定番イベントに足を運んでみませんか。
はじめまして。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のひえぴょんです。
太宰府に移住して4年。歩いて天満宮にお参りにいける環境はとっても住み心地が良く気に入っています。
太宰府天満宮を訪れるだけではもったいない!歴史に思いを馳せ、自然に癒され、そして地元の人々の暮らしに触れる。移住者だからこそ知り得た、太宰府の魅力をご紹介していきます。
合計30ブースの出店と4ステージの盛りだくさんのラインナップ
2024年6月16日、太宰府市の坂本八幡宮では坂本マルシェの開催日でした。坂本マルシェは毎月第3日曜日に開催されるローカルイベント。
屋外のメイン会場では、地元の特産品の販売、飲食・物販、こどもたちによる駄菓子とゲーム、生演奏ステージ、めだかすくいなど。屋内のサテライト会場では、とれたて野菜の販売、ネイルサロン、ハンドメイド作品の販売、マッサージに占いなどなど、合計30ブースと盛りだくさんのラインナップ!太宰府市内の出店以外にも大野城市や熊本市からの出店や、飯塚市から太鼓演奏の出演もあり、この日も大賑わいでした。
会場に到着早々、さっそくかき氷をゲット。彼はお供のてんてんです。
かき氷/300円 ミルクをかけてもらってご満悦。一口もらったらめっちゃ怒られました。
こちらのお店は手鍋焙煎のスペシャルティコーヒー専門店のhirosHi.no.hacoさん。かき氷をお待ちいただく間、ご自慢の豆の香りを体験できます。
屋外マルシェブースと屋内「おたふく」ブースは歩くと6分くらいの距離。歩ける距離ではあるんですが、シャトルバスならぬシャトルトゥクトゥクが不定期運行しているので移動も楽しい!
こちらのトゥクトゥクは太宰府創生協議会が運用されているんですが、キッチンカーでの出店もされています。
今回は梅ジュースと旅人餅のセットをいただきました。梅ジュースは政庁跡の梅で作られた梅シロップのソーダ割。口当たりさっぱりで一瞬で飲み干しました。2リットルくらい余裕で飲めそうです。この夏は特におすすめ!
この日は11時から湖絆太鼓による演奏がスタート。パワフルで一体感のある演奏が会場を沸き立たせます。背景の坂本八幡宮と相まって、和文化に浸れるひとときになりました。
演奏を楽しんだところで、屋内ブースに移動。シャトルトゥクトゥクに乗って自然豊かな景色を感じながら到着。一緒に乗り合わせた小学生くらいのこどもたちは、そのまま乗り続け屋外ブースに戻って行きました。トゥクトゥク乗るの楽しいですよね。生粋のトゥクラーだったようです。
トゥクラーに見送られ、おたふくブースに入ると、そこは古民家の1階を広々と使った空間。エアコンがきいているので、暑い時間帯はここでの休憩もいいですね。地元作家さんのハンドメイド作品を選んだり、ハンドマッサージで癒してもらえます。
坂本八幡宮が紡いだご縁を体験してほしい
「太宰府でいつもあってるイベントをやりたかったんです。」
そう語ってくれたのはこのイベント主催坂本マルシェ実行委員会の1人、田中さん。普段は太宰府市五条にあるCafe moeを運営されています。
「定期的にマルシェをやりたいと前田さんと場所を検討していたところ、先にこの場所でキッチンカーを出店していた木村さんと一緒にできることになりました。」
木村さんは、坂本八幡宮を訪れる人に飲み物を出すところがあると喜ばれるだろうと、キッチンカーの出店を始められたそうです。そこに坂本マルシェが加わり、トゥクトゥクの配車をお引き受けされるなど準備・運営に大忙しですが、イキイキとした表情が印象的でした。
「地元の人だから知っている太宰府の魅力をもっと発信していきたい」
と、前田さん。この秋は太宰府市内に店舗を出されるそうで、どんなお店になるのか楽しみです。
坂本マルシェが開催され、出店者さん・地元の方・観光で訪れた方をつなぐ場所ができました。これも土地神・産土神(うぶすながみ)である坂本八幡宮が紡いだご縁なのかもしれません。
本日の戦利品
※本記事の表示価格は全て税込みです
お車でお越しの場合
会場のすぐ隣に無料駐車場があります。
坂本八幡宮は政庁通りから少し入りこんだ場所にあります。政庁通りから政庁跡の駐車場入り口手前の看板からまっすぐ進んでください。
うっかり通り過ぎてしまわないようご注意!
トイレ
会場の近くに2箇所あります。小さなおこさまを連れて来られる方は多目的トイレがあるので安心です。
アイテム
レジャーシートがあると、ゆっくり座れるのでオススメ♪隣接する政庁跡も芝生が青々として癒しスポット。ピクニックを楽しんでも◎。
芝生でひとやすみ。