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秋田銀行が25日に開いた株主総会と取締役会で、芦田晃輔取締役専務執行役員(52)が新たな代表取締役頭取に就任した。抱負や今後の取り組みなどを聞いた。
―県内経済の現状と銀行を取り巻く環境をどう見るか。
「物価高などで個人消費は少し下がっているが、昨年以上の水準で賃上げが進んでおり、緩やかにでも持ち直すことを期待している。ある程度の価格転嫁も進み、事業者は競合他社と内容や値段を差別化できるようになった。経営の選択の幅が広がっている状況を前向きに捉えている。金利のある世界が戻り、選択の幅が広がっていくのは金融業界にとっても同じ。秋田銀行としてどのような戦略を描くかが大事だ」