巨人25歳が「大エースすぎる」 好投支える“2つの変化球”…衝撃の安定感「1.53」

巨人・山崎伊織【写真:小林靖】

巨人・山崎伊が8回1失点で6勝目

■巨人 3ー2 DeNA(25日・ハードオフ新潟)

巨人の山崎織投手が25日、新潟で行われたDeNA戦で8回2安打1失点の快投を見せ6勝目(1敗)を挙げた。防御率は1.53に下がり、ファンからは「いつもQS素晴らし過ぎ」「大エースすぎる」と称賛の声があがっている。

昨季よりも、さらに安定感が増している。打たせて取る投球で、3奪三振ながらDeNA打線を封じた。打っても第3打席で適時二塁打を放ち、得点圏打率は.400(10打数4安打)を誇る。これで今季2戦目から防御率1点台をキープ。ここまでの12試合すべてで5回以上を投げ、3点以上を失点した試合はゼロだ。

打たせて取る投球を支えているのが、切れ味鋭い変化球。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行うDELTAのデータによると、カットボールによる失点増減の合計「wCT」は両リーグ2位の7.9、スプリットの同指標「wSF」も同4位と複数の球種で高指標を記録している。

勝利数は戸郷翔征投手に並んでチームトップ。昨季は初めて規定投球回に到達し、2桁勝利をマーク。進化を続ける25歳にファンからは「調子の波もないしジエンゴもするしで、現状エースと呼ぶに相応しい」「山崎伊織強すぎる」「山崎エグイな」と絶賛の声があがっていた。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。

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