大谷翔平 バットを持って一塁ベース越えた24号先頭弾 NHKBS解説「そんなに手応えが」技あり一打でもスタンドイン

 初回、24号先頭打者アーチを放った大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)

 「ホワイトソックス3-4ドジャース」(25日、シカゴ)

 ドジャースの大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場し、初回先頭の第1打席で24号先頭打者アーチを放った。

 この日は右腕・フレクセンとの対戦。初球を悠然と見逃し、2球目のインハイも体をのけぞらせながら見送った。3、4球目の変化球には手を出さずカウント2-2。初めて投じたカーブを右手一本で捉えると、打球は右翼へ舞い上がった。

 大谷はバットを持ったまま一塁ベースを越え、打球を見つめた。相手右翼手のグラブに当たってスタンドインすると、ベースを踏み直してダイヤモンドを一周した。NHKBSで解説を務めた伊東勤氏は「そんなに手応えがなかったんじゃないかと思いますが、よく飛びましたね」と評した。

 前日は難敵左腕のクロシェに苦しめられ、16試合ぶりとなる1試合2三振を喫していた。それでも2点リードの九回1死三塁からセンターへ犠飛を打ち上げダメ押し点を奪い、キャリアハイを更新する8試合連続打点をマークしていた。

 大谷は第3打席で勝ち越し適時打をマークし4打数2安打2打点1四球の活躍。チームの3連勝、50勝到達に大きく貢献した。

© 株式会社神戸新聞社