総合スーパー/5月はイオン0.3%減、PPIH5.7%増、ヨーカドー4.0%減

流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、5月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール0.3%減、PPIH(国内リテール主要4社)5.7%増、イトーヨーカドー4.0%減となった。

<5月の実績>

イオンリテール(2024年2月期:売上高1兆6798億円)
既存店0.5%減、全店0.3%減

総合小売事業のイオンリテールでは、ゴールデンウィーク期間中、家族で楽しめるバーベキューや焼肉、手巻き寿司などの多彩なメニューを展開。月後半には「生活応援特価」のお値打ち商品やトップバリュを充実させた。

農産、水産、畜産、グロサリー、デリカ部門の売上は順調に推移し、食品売上高は21カ月連続で前年実績を上回った。特に、テレビ番組で紹介されたトップバリュは、取り上げられた10品目が週間で高い販売実績を記録したほか、全体の売上も伸長している。

また、訪日客や外出需要に対応した化粧品や調剤の売上も好調で、ヘルス&ビューティケアの売上高は27カ月連続で前年を上回った。

PPIH(2023年6月期:売上高1兆9367億円)
・国内リテール主要5社(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店、ユニー)
既存店売上5.7%増、客数0.4%増、客単価5.2%増、対象店舗数594店
全店売上高7.4%増、対象店舗628店

・ディスカウント事業(ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテール、橘百貨店)
既存店売上高8.0%増、客数0.8%増、客単価7.1%増。家電製品4.6%増、日用雑貨品14.2%増、食品3.3%増、時計・ファッション用品11.9%増、スポーツ・レジャー用品12.1%増、対象店舗463店。全店売上高10.2%増、店舗数497店

・GMS事業(ユニー)
既存店売上高0.7%減、客数0.6%減、客単価0.1%減
衣料品7.9%減、住居関連品2.6%増、食品横ばい
対象店舗数131店。全店売上高0.7%減、店舗数131店

イトーヨーカ堂(2024年2月期:売上高7373億円)
既存店総売上高(SC計)4.0%減、商品売上6.7%減、客数4.0%減、客単価2.8%減、テナント1.3%増
全店総売上計4.2%減、うち商品売上8.0%減、テナント他3.7%増

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